しびれる腕・・・

 会社で営業用に支給されている携帯電話が壊れた。正確には、充電池が持たなくなってきたのだ。オイラのその携帯はP社製。思いっきり使いにくい。あまりの使いづらさに、たたきつけて壊してやろうと思った事も1度や2度ではない。営業用の携帯だから、ただ電話を掛けるか受けるかするのと、アドレス帳に登録したり、呼び出したりするといったその程度のことしかしないのに、破滅的に使いづらい。でも、使いづらいと思ったのはオイラだけじゃないようで、ここのP社は現在、携帯電話から撤退してしまったようだ。あんな電話機では売れる訳がないということだったのだろう。
携帯の充電池は4千円位する。4千円あれば新しい電話が買える。外部の人間に携帯電話の番号を教えていないから別に番号が変わってもさして問題はない。総務に充電池買うより新規で買い換えた方が安いと言い新しい電話を手に入れたのであった。今度の電話は前の電話機に比べれば相当使いやすい。めでたし、めでたしだ。

ところが、この電話機に困った機能があるのを今日発見した。この電話機、ゲームが1つ付いてるのだ。
てとりすというゲームが・・・・。
オイラはこのテレビ・ゲームというやつが嫌いだ。古くはインベーダーゲーム、それからすーぱあふぁみこん、そんで今ならぷれすてって奴何だろうか?インベーダーゲームやらすうぱあふぁみこんはそれなりにやった。そうなのだ、オイラはゲームが嫌いではないのだ。多くの人がそうであるように、オイラもゲームを始めると止まらなくなってしまうのだ。しかし、このゲームという奴は、終わった後に虚しさしか残らないのを知っている。だから、ゲームの機械、ぷれすてとかは当然持っていない(年齢からすれば当たり前なんだが・・・・)。ゲームは何にしてもやらないようにしているのだ。


しかし、ここに携帯電話の中に忍び込んで、オイラの前にゲームの野郎が現れやがった。しかも、オイラはこのてとりすというゲームを今までまともにやった事は無い。新鮮な感覚で楽しめちゃうじゃないか。やった事ないから当然ルールも知らなかったが、何となく、やっているうちにルールも解ってきてしまった。

オイラの今の仕事は、営業ではあるが、移動の時間が結構多い。かなり効率の悪い営業をしているのだ。まあ、これはオイラのせいではないのだが。移動時間は退屈である。寝てるのが一番いい。本を読むと目が悪くなるし、電車の中で本読むのは面倒だ。音楽を聴くという手もあるがこれも結構面倒くさかったりする。
大体、メールやって遊んでる事が多いのだが、そこに新たにてとりすという娯楽が加わってしまった。今日は移動の時間ずーーとてとりすやっていた。このゲーム、中断ができない(できるのかもしれないがやり方がわからん)から大変。駅に着いて電車を降りてもゲームが途中だとすぐさま駅のベンチに座りゲーム続行・・・・。世間から見れば相当情けない姿だろう。でかい図体して昼間から携帯でゲームやって仕事さぼってる(さぼってる訳じゃないが)。
ゲームのやりすぎで腕はしびれるわ、目はしょぼしょぼするわ・・・・
これはいかん、何とかしなければ。みっともなさすぎる。この場合、どうすれば、既に中毒状態になってるてとりすから抜け出せるか?方法は2つであろう。
1.ゲームを電話機から削除する
2.ゲームを極めてしまう。
ダウンロードしたゲームであれば削除は可能だろう。しかし、このゲーム、最初から付いていたものだ。果たして削除なんてできるのだろうか?明日、ド・コ・モのお店でお姉ちゃんに聞いてみよう。でも、もし削除できないとしたら、解決作は2の極めるしかないのか・・・・。これは辛そうだ。明日、ゲームが無事に削除できる事を祈ろう。